東京インディペンデント出品

久しぶりになります。少し憂鬱かもしれませんが、この春の憂鬱を吹き飛ばしてくれる展覧会に出品することにしました。出点数は、600点を超える勢いです。昨日の搬入日では、若手から中堅か大御所まで老若男女が作品を持ってお宮参りをする参拝客の如く陳列館の前に参列しておりました。展示されていた作品は、それぞれ異なる形態、意味内容を含んでいるため、まだ自分の中で処理することはできませんが、印象深かったのは、高校生が出展していたことが印象深かったです。

私の高校時代は美術部ではなく、なぜかバスケやキャッチボールをやってる草野球少年みたいな人たちとつるんでいたため、あまり自分の歴史から辿ることはできず、美術をやっている人は絵画をやる人が多かったイメージしかありません。

作ることができる表現が限られている学校内での美術は、同学年と馴れ合うツール(馴れ合うツールとしても機能しているのか怪しいところですが)として表現することが多く、実験的な作品は授業の中でもできなかったイメージもあります。

そんな状況下の中で、彼ら/彼女らにとってあの場所は、様々な世代や価値観を持っている人と向き合えることができる場所として機能したのではないかと思います。どう感じ取ったのかという重要なことに対して自分が目を向けることはできませんでしたが、少なくともあそこに搬入することをした一部の学生(ポップなカップルもいたような)には、今後も気軽に表現と付き合って欲しいなと私事ではありますが感じました。

 

まえおきが長くなりました。

さて、自分が出点している作品の内容になります。

生憎、創刊号は完売してしまったため、創刊号に収まっている漫画とこれまでの(創刊号を抜いた全5冊)昨日刊行した「ゆめのそとへ」まで閲覧することができます。

 

全5冊と書きましたが、4冊ですね。展示面積の都合により、童貞はジェラシーの完結号である4月号は、置いておりません。なので、展示を見て、気になられた方は、ご連絡ください。

 

皆々様、5月に入りますが5月病にだけはならず、ご闊達な姿で展示を浴びてください。一階の展示室は、小作品が多く二階のサロン風の展示室よりもヴィレッジ風の雑貨店みたいになっております。二週間と短めな展示になっておりますが、よろしくお願い致します。

 

<展覧会開催概要>

「東京インディペンデント」

2019年4月14日(日)ー 5月5日(日)

会期中無休・入場無料 10:00 - 18:00(最終入場 17:30)
東京藝術大学 陳列館  〒110-8714  東京都台東区上野公園12-8