コミック:D.T. 夏号発売

今回から季刊誌として続けようと思います。

よろしくお願い致します。

 

夏の終わりに夏号発売というのは少し変ですが、「あの夏」を思い返しながら僕は読みますよ。そうなんですよ。「暑い夏に誰かと見た映画」なので映画特集なんですよ。しかも中国映画という拗らせ具合なのですが。許してください。

 

今回は紙面を少し盛り上げております。ラインナップは以下の通りです〜

 

・映画と故郷 川又翔・

川又さんがツタヤで借りたウォン・カーウェイの「天使の涙」について、鑑賞後の体験と重ねて書いたエッセイです。映画については「三分の一」入っているのか分からない程度の分量ですが、一番いい映画というのは個人的な体験と“重なって見えてしまう”こと、その一種の没入体験を引き起こす装置として機能すること。文書では、そんな体験とフィクションが重なった形になっております。

 

・ヤリチンもジェラシー フランシス・ハツシバ

「童貞はジェラシー」の続編漫画になります。今回は職場の同僚であるヤリチン君が主人公。彼も色々とヤリチンなりの悩みを抱えている模様。「ヤリチンなんて晴れやかに女抱いてんだろ!」と悶々としている童貞の皆様に読んで頂きたい連載です。

 

・台湾人の「刺しちゃいたいほど愛してる」 宇集院山中・

ラジオパーソナリティー的立ち位置の宇集院さんによる映画雑記。最近、4Kレストア・デジタルリマスター版として蘇ったエドワード・ヤンの「クーリンチェ少年殺人事件」について宇集院さんなりに書き下して頂きました。こちらはどちらかといえばヤリチンの視点に近いかもしれませんが、恋愛での「支配/被支配」といった構造から読み取っています。それでも文体は、レコードに付いてる音楽解説の様になっているのでご安心してお読みください。

 

以上の三遍で今回はお送り致します。

 

毎度同じく、新宿、バー雨で販売しております。

少し高値ですが350円で売らせて頂きます。

ご了承ください。

 

もうすぐ九月になりますが二学期も引き続き「コミック:D.T.」をよろしくお願いいたします。